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当院について

理事長・院長あいさつ

理事長あいさつ

豊田地域医療センターは、設立後40周年を迎えました。設立以来、「救急医療」、「健診・検査」、「看護師養成」を3つの柱としてきましたが、昨今の医療情勢の変化や建物の老朽化などから、市民の皆さまの健康・安心を支えるために病院の諸機能や建物の再整備が求められ、令和2(2020)年11月に新病棟が竣工しました。新しく医療センターに課せられたミッションは、「在宅医療」、「夜間、休日の第1次救急医療」、「回復期・慢性期医療」、「市民の健康診断・保健指導」、「地域医療人材の育成」の5大機能の充実であります。すなわち、“救急医療や入院患者への対応に必要な診療科の充実”、“医師にとっても魅力が感じられる病院として再生する”ことなど、「従来からの診療体制の一層の充実」とともに「高齢者医療や在宅支援などの新側面の発展」が期待されています。これらを包含する新病院のコンセプトは“コミュニティ・ホスピタル”であります。すなわち地域、市民の皆さまに開かれた病院、気軽にご利用頂ける病院です。

平成24(2012)年度からは、欠員の生じた外科スタッフ補充を行い、外科手術症例の4倍増を達成しております。また、平成26(2016)年度から総合診療科を立ち上げ、従来からの臓器別内科をサポートして高齢者医療・在宅医療を含めた幅広い診療を担当し、現在では500名に迫る在宅患者をフォローしております。
平成30(2018)年から藤田医科大学と「ロボット技術を活用した地域リハビリテーション医学展開に関する寄附講座」を開設しました。新病棟ではリハビリテーションセンターが充実し、リハビリ専門医も常勤体制で対応します。

新しく求められるミッションの達成のためには、医師を含めた医療スタッフの充実が不可欠です。そのためには、日常遭遇する患者さんをケアする過程を専門医研修に生かすシステムも整備する必要があります。平成27(2015)年卒業生から専門医研修制度が、大学などの基幹研修施設が中心となり、研修施設群を形成して行うものに大きく変わりました。医療センターでも、藤田医科大学の協力の元に「外科専門医研修」、「総合診療専門医研修」、「リハビリ専門医研修」などが進められています。
また、在宅支援では豊田市が立ち上げた「豊田市在宅医療・福祉連携推進会議」と連携し、豊田市における在宅医療の在り方・地域包括ケアの諸課題の検討を進め、訪問看護ステーション強化、外来・訪問リハビリなど在宅医療の充実に向けた取り組みを進めております。
豊田市ならびに医師会や医療諸機関と一層の連携を深め、法人のガバナンス確立を図り、職員一同とともに“信頼・連帯”を合言葉に、法人諸機能の更なる充実のために尽力する所存です。
皆さまのなお一層のご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

公益財団法人 豊田地域医療センター 理事長

宮川 秀一

院長あいさつ

2021年6月より、井野晶夫先生の後任として院長に拝命されました堀口高彦と申します。宜しくお願い申し上げます。私は1980年に藤田医科大学を卒業し、研修医1年目から豊田地域医療センターで非常勤医師として診療させて頂きました。その頃は、一晩中患者さまが途切れることなく来院され、フラフラになって藤田医科大学に帰った記憶があります。また、当時私のボスであった(故)梅田博道教授が、1989年に豊田地域医療センター 院長に配属されました。藤田医科大学呼吸器内科からも教室員が出向し、豊田地域医療センターは私にとって常に縁がありました。昨年、私の藤田医科大学退官にあたって、当センターの院長拝命のお話をいただき、梅田博道教授を慕っていた私には運命を感じざるを得ませんでした。梅田先生とお会いした建物はなくなり、2020年12月より新病棟がオープンしました。豊田地域医療センターが、更に繁栄するように精一杯尽力する所存であります。

小生は、40年余にわたり呼吸器・アレルギー病学を幅広く学んできました。特に気管支喘息・COPD におきましては、吸入指導並びに生物学的製剤導入に力を入れ国内外で講演しています。2014年にはアレルギー疾患対策基本法が制定され、国民病であるアレルギー疾患を全国どの地域においても適切な均霑化した医療が受けられることを目的として、愛知県アレルギー疾患医療連絡協議会会長として啓発活動に取り組んでまいりました。その経験を豊田市の皆様に提供する所存です。

豊田地域医療センターの病院理念は、「医療・保健・福祉を通して、地域のみなさまの生命を守り、健康で生きがいのある生活を支援します」を掲げています。「コミュニティ・ホスピタル」として総合診療・地域づくり・人材育成・健康づくり・地域リハビリを最先端の設備を備えて、地域の皆様を支えていきます。2020年12月にオープンした新病棟は、新型コロナウイルス感染症患者への診療対応の拠点のひとつとして、地域の医療機能の維持、医療崩壊の阻止に寄与しています。2021年6月からは、健診センターおよびレストランが先行オープンし、11月からフルオープンする予定です。西病棟改修工事は、9月末での完成を予定し、在宅医療支援センター、地域医療研修センター、地域リハイノベーションセンターおよび院内保育所を配置する予定としています。
豊田地域医療センターは、豊田市、豊田加茂医師会、藤田医科大学、トヨタ自動車から連携協定などを通じて援助を頂いています。その責務を果たすべく、益々発展を遂げる豊田市および市民の皆様が安心して生活が送れるように、スタッフ一丸となって努めてまいる所存です。
ご健康のことでお困りの場合は、是非当センターにご相談ください。

豊田地域医療センター 院長

堀口高彦

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