診療案内

INFORMATION

外来診療表

専門診療科 診療日
アレルギー科 午後
呼吸器内科 午前
午後
耳鼻咽喉科 午前
午後
皮膚科 午前
(第2・4週)

(第1・3週)
小児科 午前
総合診療科 午前
午後

専門診療科

アレルギー科

「アレルギー」は先進国に多い病気であり、欧米と同様、わが国においても国民の2人に1人が何らかのアレルギー疾患を患っています。にもかかわらず、「アレルギー科」が設置されている医療機関が少ないのはなぜでしょう。それは、わが国の医療が「臓器別医療」が基本だからです。アレルギー疾患のうち、気管支喘息は呼吸器内科、アトピー性皮膚炎・じんましんは皮膚科、花粉症は耳鼻咽喉科と眼科が診療をしますが、食物アレルギーや薬剤アレルギーのような多くの臓器にまたがるアレルギーを診療する場がないのです。幸いにも「小児科」はその名前の通りに子供さんのあらゆる病気を診ることができ、食物アレルギーに対応することができますが、主に成人のアレルギー疾患、つまり成人の食物アレルギー、薬剤アレルギー、そして重症のアナフィラキシー(発病時には救急医療にかかることができるものの、アナフィラキシーの原因をつきとめるには様々な検査や緊急時のアドレナリン自己注射の処方も必要です)を担当するのがアレルギー科です。これら以外にも、花粉症に対する免疫療法なども実施しています。

代表的な疾患例

成人における食物関連アレルギーの特徴は、原因としてアニサキスが多いこと、運動誘発が多いこと、花粉症に関連していることなどです

薬剤アレルギーの特徴は薬剤の副作用と間違われやすいこと、他のアレルギーと異なりメカニズムが複雑なためより精密な検査が必要なことです

ハチ刺傷を繰り返すことにより発病し、アナフィラキシーを生じやすい疾患です

くり返す可能性があるならアドレナリン自己注射(エピペン®)の携帯は必須です

主な検査・治療

  • 特異的IgE抗体検査
  • プリックテスト
  • 皮内テスト
  • 好塩基球活性化試験
  • 直接負荷試験
  • 特異的免疫療法(舌下免疫療法・皮下注免疫療法)
  • アドレナリン自己注射(エピペン®)の処方と管理

スタッフ紹介

中村 陽一

アレルギーセンター長

専門分野

気管支喘息、アレルギー性呼吸器疾患、アナフィラキシー、食物アレルギー、薬物アレルギー

認定資格等

日本アレルギー学会専門医・指導医
日本呼吸器学会専門医・指導医
日本内科学会指導医
日本医師会認定産業医

呼吸器内科

藤田医科大学で長年に渡り、呼吸器・アレルギー病学を幅広く研鑽して参りました。呼吸器疾患全般にわたり、的確な診断と個々の患者さまに適した治療の実践を心がけて診療を行っています。特に気管支喘息においてはガイドライン専門部会委員、作成委員として治療方針の決定に携わっています。我々が開発した吸入方法「ホー吸入」は、国内はもちろん国外からも高く評価され、世界のスタンダードな吸入方法となりつつあります。重症喘息/難治性喘息では、「診断と治療の手引き2019」作成委員会副委員長として吸入指導でも改善しない重症例には、生物学的製剤を用いた治療も行っています。
気管支喘息をはじめとするアレルギー疾患、喫煙関連疾患であるCOPD、肺癌、間質性肺炎、肺感染症などの診断率向上、予防、治療の向上に力を注いでいます。

代表的な疾患例

肺に通じる空気の通り道である「気道」に慢性の炎症が続き、気道が狭くなることで呼吸困難になったり、せき込んだりを繰り返す病気です。喘息の最も重要な病態は、発作が治まって、治ったように見えても、気道の炎症が静かに持続していることです。

タバコの煙を長期間吸うことによって、肺の構造が破壊された病気です。COPDの症状は、咳や痰が続く、運動時の呼吸困難や息切れ、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴、風邪をよく引くようになるなど、喘息との類似点が多く鑑別するのが難しいという特徴があります。

長引く咳には様々な原因があります。2週間以上も咳が続く場合、喘息や感染症(肺炎、肺結核、百日咳、マイコプラズマ感染症、副鼻腔炎など)、肺がんなどの病気を調べる必要があります。

主な検査・治療

  • 呼吸抵抗測定
  • 気道過敏性・可逆性試験
  • 呼気NO試験
  • 生物学的治療

スタッフ紹介

堀口 高彦

豊田地域医療センター 院長

専門分野

呼吸器疾患全般

認定資格等

日本内科学会(認定医、指導医)
日本呼吸器学会(専門医、指導医、功労会員、難治性喘息診断と治療の手引き2019副委員長)
日本喘息学会(理事、専門医、吸入療法エキスパートのためのガイドブック2023担当理事、財務委員会委員長、教育委員会委員長、ガイドライン委員会委員、専門医制度委員会委員、学術委員会委員、総務委員会委員)
日本アレルギー学会(専門医、指導医、功労会員、喘息予防・管理ガイドライン専門部会委員、東海支部顧問)
日本呼吸器内視鏡学会(専門医、指導医、特別会員)
日本職業・環境アレルギー学会(評議員、理事)
国際喘息学会(幹事)
日本気管食道科学会(参与)
日本結核病学会(認定医、代議員)
日本アレルギー協会(理事)
愛知県アレルギー疾患医療連絡協議会会長
名古屋市公害健康被害認定審査会委員

加藤 圭介

副アレルギーセンター長

専門分野

呼吸器疾患全般

認定資格等

日本アレルギー学会アレルギー専門医
日本内科学会 認定内科医

加藤 理恵子

医員

専門分野

呼吸器疾患全般

認定資格等

日本呼吸器学会 呼吸器専門医
日本アレルギー学会アレルギー専門医
日本内科学会 認定内科医

加藤 研一

医員

専門分野

呼吸器疾患全般

認定資格等

日本アレルギー学会アレルギー専門医
日本専門医機構 内科専門医
医学博士

耳鼻咽喉科

耳、鼻、口腔咽頭、喉頭、気管食道、唾液腺、並びに甲状腺を含み耳鼻咽喉科全般にわたり、アレルギー疾患を中心に地域の病院として心ある丁寧な診察を心がけ、地域医療に貢献します。

代表的な疾患例

アレルゲンが鼻粘膜から侵入し免疫反応が起こることによって、くしゃみ、透明な水溶性の鼻水、鼻づまりなどの症状が引き起こされる病気です。ダニやホコリなどが原因で1年を通して鼻炎症状が認められる「通年性アレルギー性鼻炎」と、スギやヒノキの花粉などが原因で、花粉の飛散時期だけに鼻炎症状が認められる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」があります。

副鼻腔炎は「蓄膿症」とも呼ばれ、風邪のウイルスや細菌、アレルギーなどにより、副鼻腔の粘膜に炎症が起こることで発症する病気です。炎症によって鼻の粘膜が腫れたり、鼻水が出て、副鼻腔と鼻の間にある自然口がふさがると、副鼻腔から分泌物や異物を排泄できなくなり、鼻水や膿がたまってしまいます。好酸球性副鼻腔炎は、好酸球という白血球が多い慢性副鼻腔炎で、治療しても再発しやすく難治性であり、国の指定難病に指定されています。

睡眠中に空気の通り道である上気道が狭くなることによって10秒以上の無呼吸、低呼吸状態が睡眠1時間あたりに5回以上起こる病気です。睡眠中に息が止まることで、日中の眠気やからだの怠さなどの症状を引き起こし、交通事故や仕事のパフォーマンス低下などにつながる恐れがあります。

主な検査・治療

  • 喉頭ファイバー
  • 標準純音聴力検査
  • 血液(RAST検査[アレルゲン探索]、IgE値測定)

スタッフ紹介

中田 誠一

藤田医科大学客員教授

専門分野

睡眠時無呼吸の研究・治療、耳・鼻・咽喉の手術、耳下腺・顎下腺・甲状腺・疾患の治療・手術、耳鼻咽喉科領域疾患全般の診断・治療

認定資格等

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医
日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医
日本東洋医学会専門医・指導医
日本睡眠学会睡眠医療専門医

木村 文美

非常勤

専門分野

耳鼻咽喉科一般

認定資格等

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医

皮膚科

スタッフ紹介

矢上 晶子

藤田医科大学教授

専門分野

皮膚科一般、皮膚アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、ラテックスアレルギー、接触皮膚炎)、免疫学

認定資格等

日本皮膚科学会皮膚科専門医
日本アレルギー学会アレルギー専門医・指導医
日本アレルギー学会理事
日本皮膚免疫アレルギー学会理事
日本ラテックスアレルギー研究会理事長
日本香粧品学会評議員
日本アトピー性皮膚炎治療研究会世話人

二村 恭子

非常勤

専門分野

皮膚科一般、皮膚アレルギー疾患、免疫学

認定資格等

日本皮膚科学会皮膚科専門医
日本アレルギー学会アレルギー専門医・指導医・代議員
日本アレルギー学会代議員

野村 昌代

非常勤

専門分野

皮膚科一般

認定資格等

日本皮膚科学会皮膚科専門医
日本アレルギー学会アレルギー専門医

小児科

スタッフ紹介

近藤 康人

藤田医科大学教授

専門分野

小児科全般、アレルギー

認定資格等

日本小児科学会小児科専門医・指導医
日本アレルギー学会専門医・指導医