外科

主に消化器疾患に関して外来、入院ならびに手術による加療をおこなっています。手術に関しては、胆石鼠径ヘルニア虫垂炎陥入爪等の良性疾患から、胃がん、大腸がん等の悪性疾患に対応し、腹腔鏡手術を含めたご提案を行っています。また悪性疾患に対して抗がん剤の導入も積極的に行っています。周術期、 特にご高齢の方にはリハビリテーション科と連携しながら早期の離床を行い、早期の在宅復帰をめざしています。また、栄養管理においても栄養サポートチーム（以下NST）や管理栄養士による指導を行い、退院後の食生活に不安を残さぬよう努めています。外来は平日夜間、日曜・祝日にも対応し、様々な外傷（打撲ケガ、やけど等）の処置、治療を行います。また、患者さまの利便性、ライフスタイルに合わせて近隣のクリニックへの紹介も行っています。

検診事業においては、特に胃がん検診（上部消化管内視鏡 胃カメラ）、乳がん検診（マンモグラフィー 超音波）等を行い、その一翼を担っています。また消化器がん検診で要精密検査の指示を受けた方への二次検査のご相談、ご提案をさせていただいています。（上部・下部内視鏡、大腸CT等）嚥下能力などの障害により、経口摂取が困難な方のために、内視鏡下胃瘻造設 （PEG）、TPN（中心静脈栄養／高カロリー輸液）の継続のためのリザーバーポート造設を行っています。また、すでに胃瘻を使用されている患者さまの定期的なメンテナンス（交換）も行っています。加えて、栄養メニューもNSTと連携し、適切な栄養管理方法をご提案しています。長期臥床や栄養障害等により、褥瘡を作ってしまわれた患者さまに、NSTならびに褥瘡防止対策委員会などと連携し処置、栄養両面からの治療を行います。

基幹病院での急性期治療を終えられた患者さまの在宅、社会復帰に向けてのリハビリを、リハビリテーション科との連携、指導の元にサポートいたします。また、自宅退院が難しい場合でも、地域医療連携室、ケースワーカー、ご家族さまとの協議の上、より良い介護環境を整えています。がんの終末期の患者さまには医療用麻薬の使用等を通じた、緩和医療を行ってい ます。総じて、疾患、治療方針に関して丁寧で、解りやすい説明を心がけています。 また患者さまのセカンドオピニオンや紹介のご希望にも協力させていただいています。